本日も産地直送の食材が届きます。
本日解禁!・・・・・・・・・・・
● 十四代 (山形) 純米吟醸 愛山
純米吟醸シリーズの中で、最も高価かつ希少な十四代。
熟成によりだいぶ味乗りが良くなってきて、今が飲み頃か。
お一人様一杯限定にて、売り切れ御免!
● 雪燈籠 (青森) 活性にごり
若き兄弟が醸す「豊盃」の季節限定酒。
ほんのりと旨味がのった地酒サイダーは一杯目にお薦め。
● 栗駒山 (宮城) 特別純米
瓜やメロン系の含みある、濃密な旨いがギッシリ詰まった生原酒。
無加圧&中とりの贅沢酒がゆえ、実に滑らかな味覚だ。
● 遊穂 (石川) 純米吟醸
葡萄のような気品ある酸味が緩やかに広がり、
辛味との独特なバランスが楽しめる、絶品初絞りだ。
再入荷!・・・・・・
● 而今 (三重) 特別純米
大ブレイクした純米吟醸が完売につき、
再入荷したのが特別純米のおりがらみ生。
完熟の巨峰を思わすジューシーさが魅力の希少酒だ。
今がチャンス!・・・・・・
● 貴 (山口) 純米吟醸&特別純米 飲み比べ
濃密なメロンを思わす旨味、勢いある余韻が魅力の特別純米と
しぼりたてとは思えぬ、滑らかなる口当たりが魅力の純米吟醸。
情熱的な若杜氏の生酒を、ハートで受け止めよ!
● 最上川 (山形) 特別純米
まだ若さがあるものの、プリンスメロンのような含みと
厚みある旨味が特徴の、しぼりたて生酒だ。
● 白岳仙 (福井) 吟醸
この蔵ならではの透明感の裏に潜む、旨味と果実感。
なるほど、人気蔵であるのは納得・・と思わせる新酒第一弾。
先週の人気酒ナンバーワン!・・・
● 花陽浴 (埼玉) 純米吟醸
先週、蔵元訪問をさせて頂いた埼玉県羽生の銘酒。
限定300本のみという、貴重なおりがらみが入荷中です。
感動の(?)蔵元訪問記は、文末に掲載!
人生も地酒も一期一会、、
気になる銘柄は片っ端にご注文を。
2/20(火) 本日の空輸便は・・・
「鯒」「地鯵」「ダルマ鯛」「チヌ」「赤えび」
「真鯛」「平目」「ホウボウ」
※お刺身は事前にご予約がお薦め。
◎ 超限定!「白老梅酒」が入荷中です。
昨年蔵元訪問をさせて頂いた、愛知県の「白老」さんから
試験的に造られた極上梅酒が届きました。
純米吟醸3年古酒に、地元常滑の高級梅を
江戸時代のレシピをそのままに、漬け込んだそうです。
ジューシーな梅のエキスがたっぷりの、激ウマ酒です。
中休みの一杯にお薦め♪
◎ 第30回 蔵元さんを囲む会、受付中です。
3/10(土) 17時〜 ゲスト 広島県「白鴻」 盛川社長
ご来店順にて受付を開始いたします。(会費5000円)
あと8名様ほどで締め切らせていただきます。
◎ 臨時休業のお知らせ
2/24(土) 蔵元を囲む会にて、貸切営業
3/5 (月) 蔵元見学(山形県某蔵)の為、臨時休業
3/10(土) 蔵元を囲む会にて、貸切営業
◎ 限定1日2人前! まぐろのカマの天然塩焼きはご予約で。
3人以上お揃いになったら、是非召し上がって頂きたいのがカマ焼き。
まぐろの大トロの部位を、豪快に天然塩で焼き上げます。
まぐろの漁獲高の減少等により、1日限定2人前となりました。
* 畑のつぶやき
〜当店に有機野菜をお送りくださる、農場からの御便り〜
東京のホテルは私達にとっては常夏のハワイ
(行ったことはないけど)のようなもの。
おいしいお酒を飲んで気持ちよ〜く眠れるはずだったのに
寝返りばかり打って、そのたびに
ベットから落ちやしないかとヒヤヒヤし、
枕を堤防のように並べてガードする。
もう限界・・と、最後は窓を開けて寝た。
この真冬に、どういうこっちゃと自問しながら、
優雅な小旅行のはずが、寝不足で目の下にクマを
つくることになってしまったのでした。
《2月のスケジュール》
△2月は十四代放出月間△
2/20(火)
純米吟醸・愛山 解禁
2/22(木)
中取り純米・生 解禁
2/26(月)
吟撰 解禁
::::::地酒業界人、ご来店!::::::::
*2/14(水) 名誉酒匠&漫画家の高瀬先生ご来店。
http://www.sol.dti.ne.jp/~h-takase/work.htm
*2/6(火) 山形県「東光」若手蔵人2名様ご来店。
年内に蔵元会を開催予定。お酒も近々入荷予定です。
*2/5(月) 山形県「竹の露」相沢さんご夫妻ご来店
遂に今年の5月に、「竹の露の会」をやらせていただきます。
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【 「花陽浴(はなあび)」蔵元訪問記 】
オレンジのようなキュンとした酸味。
口当たり優しく、生き生きとしたスマイルが素敵な
瀬戸朝香を思わす味覚の生原酒を
数日前、一口飲んだ瞬間ピンと来た。
(この銘柄は来るぞ!)
銘酒「花陽浴」は埼玉県の 羽生市 にあった。
蔵人はたった3名しかおらず、皆20代とお若い。
この銘柄自体が立ち上げて3年目だというのに
独特の個性が打ち出されているようで、
将来性も楽しみな地酒蔵である。
「よし、思い切って自転車で蔵に行ってみよう。」(←軽はずみで)
13時待ち合わせなので、7:00に家を出て、
時間的には十分に余裕を持たせての出陣だったものの
埼玉県北部には思いも寄らぬ強風が吹き荒れていた。
赤城山から吹いてくる’空っ風’が
真正面から吹き付け、行き先を拒むのである。
待ち合わせ時間には着かねばと
玉砕覚悟でペダルを踏みまくった。
自転車がまったく前に進まない、、
辛く苦しい時間が7時間ずっと続いた。
最初は滝の汗がほとばしり、その後に涙が溢れてきて
涙が枯れてくると、今度は鼻水が大量に滴り落ちる。
恥じも外聞も気にしている暇はない・・
とにかく前へ前へ、だ。
そんな時間がやっと終ると
目の前に、歴史風情豊かな
南陽醸造とかかれた大きな看板と煙突を発見した。
こんな懸命に走ってきたのに1時間の大遅刻。
「ご利用は計画的にね」という熊田曜子の言葉が頭を過ぎった。
玄関から声をかけると、杜氏である渡邉亮策さんが顔を出してくれた。
29歳という若さながら、どこか落ち着いた芯のありそうな方で
物腰もやわらかくて魅力的な雰囲気をもっている。
聞くと、蔵元である須永家の長女・泰代さんとご結婚し、初めて蔵に入り
泰代さんの弟の崇春さんと、3名のみで造りをされているとの事だった。
前の杜氏さんが急に辞められ、造りの知識がほとんどないままの再出発。
このお酒が出来るまで、本当にご苦労があったのだろうと容易に想像ができる。
「花陽浴」を造るに際して、どんなお酒にしたかったのかと訪ねると
食べるときに飲む酒だが、結局は酒ばかり飲んでしまう、
そういうお酒にしたいのだと笑いながら話してくれた。
まだ試行錯誤の連続なのだろうが
酒米は「山田錦」「八反錦」「美山錦」「さけ武蔵」を使用。
酵母は協会10号と埼玉A・C酵母をブレンドさせ、
仕込みによって、その配合を変えているそうだ。
酒母は速醸法、暖かい時期には賛否両論のある高温糖化法を用い、
全量袋しぼり&瓶燗急冷により非常にクリアな味わいとなっている。
蔵を一回りした後、18BYの新酒を試飲させて頂くことに。
純米吟醸の中取り生は、軽やかなメロンを思わす風味で
余韻にまだ若さがあるものの、嫌味なく盃が進みそうな一本。
生にごり酒は見た目よりもサラサラとした口当たりで、
軽くガスが残り、女性的な柔らかさを感ずる。
特に印象的だったのが、おりがらみ酒だった。
柑橘系の酸味に、白桃風味のおりが見事に調和して思わすウットリ。
帰りが自転車でなければ、
間違いなく試飲レベルでは終らなかったであろう。
帰りは、苦労させられた空っ風を利用して、
追い風で帰れるものと 安易に考えていたら
肝心の左足が腱鞘炎で動かなくなってしまった。
ペダルすら踏めず、片足を引きずったまま東京へ。
まるで山本勘助@風林火山ではないか!
結局、東京に着いたのが12時間後の朝5時過ぎ。
ぶっ通しで歩き続けていたため、体はボロボロになってしまったものの
将来が有望な蔵人たちとの、思い出に浸りながらの自転車ツアーは
私にとって貴重な財産となったことは言うまでも無い。
「花陽浴」とは、
花のように太陽を浴び、すくすくと育つよう
願いをこめたネーミングだそうだ。
近い将来、時代がこの酒に脚光を浴びせるのは間違いなかろう。
2007年2月 バーシー石橋
【「吟吟」スタッフ募集中】
大田区・品川区在住のやる気のある方を募集中です。
お問い合わせはメール,お電話にて。
地酒と地魚「吟吟」 石橋正之
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